アメリカ現地校か日本人学校か? その1
学童期の子供を連れてアメリカに駐在する場合、大きな決断を強いられるのがこのテーマ。
「現地校か、日本人学校か」
NJには、日本人学校、現地校、補習校、塾など、多岐にわたる選択肢があるので、親にとっては有難くもあり、判断が難しくもあります。
NJの学校事情
NJには全日制の日本人学校がいくつかあり、そこでは月曜から金曜まで日本の学校とほぼ同じカリキュラムを受けることができます。英語に関しては、日本の公立高校より充実しています。
「じゃぁ日本人学校でいいね。」とは簡単に決断できないのが、英語圏に駐在する場合の難しいところ。親としては、せっかく英語圏に行くのだから現地校に通わせて英語や異文化に触れさせた方がいいのでは?という気持ちがよぎるからです。
NJには日本語補習授業校(補習校)や日本の塾もいくつかあるため、平日に現地校に通いながら、週末や夕方に日本語教育を補うことができます。従って、現地校に通わせている駐在家族がかなり多いのが実情です。
日本人学校か現地校か?
私自身、駐在が決まってから、このテーマについて悩みに悩みました。インターネットで調べると、アメリカにおける現地校と日本人学校のメリット、デメリットは主に以下の点があるようでした。
日本人学校
メリット
- 教師の質が良く少人数のクラス編成のため、手厚い教育が受けられる。数年後に日本の学校に戻る時にギャップが生じづらい。
- 親子とも、言語による精神的ストレスがほぼない。
デメリット
- 英語のスキルを身につけたり、異文化に触れる機会を得づらい。
- 私立並みの費用がかかる(駐在の場合、会社補助でカバーされる場合もある)。
現地校
メリット
- 英語のスキル向上と異文化体験!
- 公立校の場合、費用がかからない(ただし、追加で補習校や塾に通わせればその分の費用はかかる)。
デメリット
- 言語による精神的ストレスが大きい(話せるようになるためには時間と努力が必要!)。
- 小学校低学年の場合、日本語教育の基礎段階が抜けてしまう。補習校だけでは補いきれないため、家庭でのフォローが必要。
- 小学校高学年以上の場合、現地校の勉強も難くなる上、友達同士のコミュニケーションも複雑になるため、現地校に適応するのがさらに難しくなる。帰国時の受験のタイミングについても考慮が必要。
- 現地校と日本の勉強との両立で忙しい生活を強いられる。
まとめ
このように、どちらにもメリット、デメリットがあり、子供の年齢や性格も考慮すると「正解」はありません。
色々と調べていく中で、「現地校に通う」という事がいまいちイメージできない自分がいることに気づきました。そこで、以下に参加してみることにしました。内容は次の記事に詳しく後述します。
- 海外子女教育振興財団の親子教室
- 駐在前のカウンセリング