駐在子育て with コロナ in ニュージャージー

2020年のコロナ禍、初めての駐妻生活がアメリカ、ニュージャージーの地でスタート!中学生&小学生の駐在子育てブログです。

現地校の編入手続き

子供を現地校に入れる親にとって、まず最初の第一関門(!?)は編入手続だと思います。そんな負担を軽減するために手続きの流れを詳しく記録しておきたい・・・と思いましたが、我が家はコロナの真っただ中でイレギュラーな手続きだった上、その後はオンライン手続きの仕組みに変わってきている様子。

ですので、大まかな流れを記録しておきます。

 学校区 (School District) での編入手続き

アメリカの現地校の編入する場合は、各学校ではなくその上の機関である学校区 (School District) 、つまり教育委員会のような機関で手続きすることになります。

登録

まずは、School DistrictのHPを確認し、登録手続きの方法を確認します。これは私が住んでいるParamusのSchool DistrictのHPです。

以前は対面で手続きが行われたようですが、コロナ以降、全てオンラインで完結できるようになっています。まずは、Resistrationを選択します。

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Registrationボタンを押すと、まず「住居証明が必要になる」という注意喚起が出てきますね。

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対象児童の情報入力

Add Studentから対象児童の情報を入力します。

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Grade (学年) は、10/1が学年の区切りとなります。

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ESL(English as a second language) が必要かどうかや、「In-person (対面授業) 」「Full-remote (リモート授業) 」の2つのmodelから授業の受け方を選択できるようになっています(2021年時点)。

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保護者の情報入力

保護者の名前や住所等を記入します。

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必要書類の提出

必要な書類をアップロードします。専用の様式がある場合(健康診断など)は、様式をダウンロードし、記入後にアップロードします。右のRequiredに「Yes」が入っている項目は必須書類です。

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必要になった主な記入書類は以下の通りです。

  •  Residency Verification: 住居等の基本情報についての様式を記入する。賃貸の場合は賃貸契約書も必要。
  • Birth Certificate:子供のパスポートで良い。
  •  Residency Verification: 住居証明書類(Driver's License, Car Registration/Insurance Card, (Current) Utility Bills, Bank Statementなど) を提出する。
  • Health Forms: 健康診断の様式。該当する学年の様式をダウンロードして、健康診断を受ける病院に持っていき、ドクターに記入してもらう(親が記入する箇所もある)。
  •  Immunization Record:予防接種記録。健康診断に行くと病院が作成してくれる。足りていない予防接種があればその場で打ってくれる。BCG接種をしている場合はツベルクリン反応検査も受ける。

なお、私たちが手続きした時は、コロナによって気軽に病院に行ける状況ではなかったため、この時点で健康診断はスキップしてもらうことができました(コロナが少し落ち着いたタイミングで健康診断を受けて提出しました)。

健康診断

健康診断書はかなりの枚数がありましたが、日系の病院に行けばこういった手続きに慣れているので心配ありません。不足している予防接種があれば、その場ですぐに打ってくれます。アメリカではツベルクリン反応検査も必要になり、陽性反応がでたらレントゲンを撮ることになります。

NJの主な日系/日本語の通じる病院は以下です。

 

言語調査

Home Language Surveys (言語調査) の質問に答えます。家庭で話している言語や英語の使用頻度などが質問されます。

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School Districtからの連絡

上記の手続きが完了すると、School Districtからメール/電話で連絡が入ります。私は「手続きが完了したら学校から連絡するからね」みたいなことを言われました。

学校との手続き

まず、学校のオフィスの担当者から手続きが完了した旨のメールが入りました。長女の現地校では、一人ひとりパソコン (Chromebook) が配付されていますので、そのメールアドレスや、スクールカウンセラーの名前、スクールバスの時間と場所などのお知らせが含まれていました。アメリカの場合、教科を担当する先生はその教科を教えるだけですので、オフィス (事務) の人や、授業以外の面で子供を指導したり世話する役割を担うスクールカウンセラーが別にいます。

パソコンの設定

通常は学校でパソコンの受け渡し・設定作業があると思いますが、娘が編入した時は学校がクローズしていたため、Chromebookを取りに行って家で設定しました。現地校ではGoogle Classroomを使用しています。Google Classroomは日本の私立の学校等でも使われており、日本語で解説しているサイトもあるので、不明な点があれば参考にするとよいと思います。
各教科の先生からemailでInvitationが届くか、クラスコードの連絡が来ますので、それに従ってクラスを追加していくと以下のようなイメージになります。

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Google Classroom

 ホームルームの先生からの連絡

オフィスとは別に、ホームルームの先生(担任の先生)からもメールで連絡が入りました。こちらの先生たちは本当に明るい雰囲気の文章で連絡をくれます。何か疑問点などがあればメールでやり取りができます。

学校スタート

ここまでくれば、いよいよ学校スタートです!!ドキドキの登校・・・となるのでしょうが、なにせコロナの真っただ中、すべての学校はクローズしていました。。当時はまだ学校側がGoogle meetを使ったLIVE (双方向) のオンライン授業にほとんど対応していなかったので、Google Classroomで課題をこなすのがメインでした(詳細はまた別の記事で)。

感想

「School Districtも学校も全て閉鎖されていて、何をどうしたらいいか分からない

」という状態での手続きだったので、手続き全体を通してかなり大変でした。でも、School Districtも学校もとても親切で、書類に不備があればすぐに教えてくれたし、「大変な状況だけど出来る限りのことをするから、困ったことがあったら連絡してね!」という対応でした。こちらの方のフレンドリーな対応に感動しました。