現地校 Middle school 6thの勉強内容
長女のMiddle Schoolは4学期制で、長女は6年生の4学期あたりに編入しました。当時勉強していたのはこんな内容でしたよ。
Middle school 6thの勉強内容
まず前提として教科書がない!!「アメリカではすごく分厚い教科書を貸し出し式で使っている」なんて話も聞いていましたが、少なくとも娘の通っているMiddle Schoolでは、唯一社会だけオンライン教科書を使っており、それ以外の教科では教科書というものを使っていません。各先生がそれぞれ自分が作ったスライドだったり、オンラインにある動画等を使っている印象を受けます。
国語、数学、理科、社会、スペイン語は毎日あり、その他の音楽、図工、体育などは、学期や曜日ごとに割り振られています。
数学
- 「算数は日本人の方ができる」という話を聞いていましたが、履修の順序が日本と違うので少し注意が必要かもしれません。例えば、日本では座標や変数、プラスマイナスの概念は中学生からですが、すでに6th Gradeの時点でやっていました。長女が編入していた時にやっていたのはBox-and-Wisker Plot、つまり統計の範囲でした。内容さえ分かれば問題自体はそれほど難しくないので、日本でやったことのない範囲であれば日本語で参考書を読んでみるとよいと思います。
- あらゆる単位が違うのはややこしいです。インチ、フィート、ポンド、ガロン、等々。
- 算数用語は、親でも初めて聞く用語が多いですが、子供たちはその単元を習っている期間、同じ用語を聞き続けるので次第に覚えていきます。
- 計算は計算機を使います!使わないで計算ミスすると「計算機使って」と言われます。文化の違いにびっくりです。
- 課題はオンラインのアプリケーションを使って出されることもよくあります。単元の理解度テストのようなものも、ほとんどオンラインのサイトで実施しました。
- 算数のクラスは普通クラスとアドバンスクラスがあって、前年の評価をもとに、算数が得意な子供はアドバンスクラスに振り分けられるようです。
理科
- 長女が編入した時は、惑星についての勉強をしていました。その次は生態系でした。リモート授業だからという事もあったかもしれませんが、よくビデオを見させられました。Youtubeに載っている動画も多いので字幕表示&スピードダウンして理解していました。
- 分かったことをWordやスライドにまとめる課題も多かったです。こちらの子供たちはパソコンの使い方に慣れていますので、日本から来たらそういった面でも驚かされます。と言っても、現代っ子はすぐに電子機器の使い方を覚えますので心配はありません。
社会
- 長女が編入した時は、世界史の初期の方の勉強をしていたようで、ギリシャ文明からスタートしました。その後、ローマ文明に入りました。
- 世界史の勉強内容は、日本の中学生よりも細かいように感じました。地理的要素、歴史的要素、文化、宗教など、色々な要素を総合的に学びます。
- 文章を読むタイプの課題は、編入当時の長女には難しすぎました。それを先生に相談したところ、小学校中学年レベルくらいの本に変えてくれました(7年生からは、みんなと同じ授業を受けています)。
国語
スペイン語
- 娘のMiddle Schoolではスペイン語が必須科目で毎日授業があります。ESLの対象生徒はスペイン語が免除になる学校もあるようですが、娘の場合は最初からスペイン語のクラスに入れられました。「どれが英語でどれがスペイン語か分からないんだけど・・・」と娘。出席を取る時に、周りの子が「Aquí」と言っているのを聞き、取り合えず「アキ!」と言ってみる、といった感じ。日本人にとってスペイン語はあまり馴染みがありませんが、アメリカにおけるヒスパニック/ラティーノの人口はどんどん増えているので身近な言語なのでしょうね。
デジタルスキル
- 履修科目の中に、「デジタルスキル」という科目もありました。プログラミングを学んだり、ソーシャルメディアとどのように関わっていくかといったことを学んだり、多岐にわたります。プログラミングは、音楽に合わせてキャラクターに動きをつけることもしました。こういうのって、子供の方がよっぽどの見込み速いですね!娘が授業でつくったプログラミングはこちら。