駐在子育て with コロナ in ニュージャージー

2020年のコロナ禍、初めての駐妻生活がアメリカ、ニュージャージーの地でスタート!中学生&小学生の駐在子育てブログです。

ニュージャージーで補習校に通う

アメリカで現地校に入れた場合、日本の勉強も継続しなければなりません。子供たち、忙しいですね・・・。

日本語補習学校

通称、補習校と呼ばれており、平日にアメリカの現地校に通う子供たちが日本の学校の教育を継続するために通います。駐在のご家庭はもちろん、永住の日系のご家庭も通われています。

授業では、日本の学校で使用している教科書をそのまま使用します。週1回の通学ですので、授業は国語と算数/数学に重点を置き、それ以外の教科は補足程度になります。学校的な要素も大事にしており、運動会や遠足などの行事があります。

塾との違いとして、「学校的な要素」が多いのかなと思います。あくまでも「日本の勉強を継続する」ことが目的になり、帰国子女受験を視野に入れた対策などはありません。従って、小学校高学年、中学生くらいで帰国が近づいてくると、受験対策として塾に切り替える家庭が増えていきます。

 

ここでは、NJにある2つの補習校についてご紹介します。

ニューヨーク育英学園の補習校

Englewood Cliffsにあるニューヨーク育英学園には、月~金曜日までの全日制部門(いわゆる日本人学校)の他に、補習校の部門として、土曜日のサタデースクール、日曜日のサンデースクール、平日の放課後のアフタースクールがあり、各家庭が都合に合わせて選択しています。

補習校部門で一番メインのサタデースクールは幼稚部から高等部まであり、私は娘を小学部と中学部に入れた経験があります。2020~2021年はコロナの影響でオンラインになったり分散登校になったりしていましたが、2021年の2学期から通常のスケジュールに戻っています。

  • 授業の時間割:学年によって違いはありますが、国語と算数/数学に重点を置き、理社の割合は低くなります(詳細はHPで確認してください)。小学部の理科では、日本の学校でも提供される実験キットも持ち帰ってきます。時々体育や音楽があります。
  • 先生:全日制部門と兼任されてる先生と補習校専任の先生がいらっしゃるようです。ニューヨーク育英学園全体が様々なサービスを提供していますので、事務局の運営がしっかりしており、コロナでイレギュラーな事が続く中でも確実に運営している印象を受けました。
  • 保護者の関与保護者の役員制度などはなく、送迎も校舎の入り口でドロップオフ・ピックアップすることができ、保護者が校舎に入る必要などもありません。
  • 宿題:国語は毎週の漢字テストのための漢字練習、音読があります。また、教科書の進度にそったワークブックが渡されますので、単元ごとに宿題がでます。作文の宿題もたまにあります。算数/数学もドリルやワークブックから出題されます。補習校の前日1日で終わらせられる量ではありませんので、平日に少しずつコツコツやる必要があります。夏休みのような長期休みには、日本と同じように、自由研究、読書感想文などの宿題も出されます。

 

ニュージャージー補習授業校

Paramusにある幼児部から高等部までを対象にした補習校で土曜日に開校しています。校舎はParamus Catholic High Schoolを借用しています。ニューヨーク育英学園のサタデースクースと比べて規模が多く、一学年が複数クラスになります。校長、教頭先生は日本文部科学省から派遣されています。

保護者の役員制度があり、学校運営に関わっているそうです。

 

感想

週末に補習校に行くと子供たちの負担にならないかな、と最初は心配しましたが、慣れてくると問題なく通うことができました。もちろん「土曜日は休みたい~、休日が少ない~」等と言うこともありますが、行ってしまえばお友達と日本語で話すこともできますし、リフレッシュの場にもなるのかなと思います。

土曜日に家族でお出かけが出来ない不自由さもありますが、その分、日曜日に出かけたりしています。

 

小学校の低~中学年までは、親も一緒に宿題の進行をフォローしたり、マル付けをしてあげる必要があると思います。ペースに慣れるまでは子供もちょっと負担に感じるかもしれませんが、現地校に行っている平日昼間は日本語の読み書きを一切していなくて、漢字などは本当にすぐに忘れてしまうので、地道に努力するしかないかなぁと思います・・・。

 

なお、日系の塾に入ると宿題の量・難易度ともにさらに上がります。日本の塾と同じように、学校の教科書ではなく塾のテキストに沿って受験を見据えた応用問題をこなしたり、学習の先取りをするからです。また、駐在のご家庭の場合は補習校費用の補助が出るケースが多いのに対し、アメリカの日系の塾はすごく授業料が高いので、費用面でも大きな差が生じると思います。

 

塾ほどの負担をかけずに日本の勉強を継続させたい週に1回くらいは日本の学校で日本のお友達と気分転換させたい、といった場合に補習校はピッタリだと思います。逆に、帰国子女受験が視野に入ってきた場合は、日系の塾を検討する必要がでてきます。